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2013年05月のエントリー一覧

  • 76.「贈与」で送る落語界

    師弟関係のいいところっていうのは、生徒にとって「この先生の最高の面を知っているのは私だけだ」という幸福な錯覚が敬意を生み出し、学びを起動させるという点にあるんです。「オレはお前のためにこれだけの贈与をしてやる。オレに感謝しろよな」って渡すような贈り物はあんまりうまく回らないような気がする。あっちからパスが来たから、次の人にパスする、そうするとまた次のパスが来る。そういうふうに流れているんですよ。弟...

  • 75.牛に引かれて 天神祭り其の4

    『菅原伝授手習鑑』は、ご承知の通り、菅原道真公の奮闘苦戦を描いた一大ドラマ。1746年、大坂竹本座で人形浄瑠璃としての初演。藤原時平の戯言により、無実の罪で、京の都から大宰府に流され、そこで無念の死を遂げた菅公。  東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花  あるじなしとて 春な忘れそこれは、道真公が都を去る前に詠んだとされる有名な歌。さて、ある日のこと、太宰府滞在中の道真公は「安楽寺」を目指した。の...

  • 74.指南の技 繁昌亭落語家入門講座4

    「繁昌亭落語家入門講座」13期も、この日で4回目。25名の出席。今、受講生は『兵庫船』に取り掛かっている。登場人物も増え、所作も複雑になってきて、少し戸惑いも見えるが、ぼくのほんのちょっとした一言にもよく反応して笑ってくださるところを見ると、概ね皆さん方は、まあまあ楽しんでおられるのでしょうか。ぼく自身は、サブ講師として結構楽しませてもらってます。これが、米輔師匠のように主任となれば、いろいろ気苦労...

  • 73.合わせ鏡・愚家楽記さんの巻 愚か塾発表会

    『愚か塾』落語発表会6月1日(土)12時50分より(終演予定:16時) 高津神社 にて 500円12時50分 「演者紹介」司会:桂蝶六13時00分 「寿限無」愚家水蜜桃(名村靖子)13時10分 「子褒め」天満家痴療(木本正英)13時30分 「親子酒」愚家かゑる(米田薫)13時50分 「つる」愚家楽記(吉村吾郎)14時10分 「親子茶屋」愚家小がん(住岡英毅)14時30分   中入り14時40分 「蝦蟇の油」おしゃべり亭一服(尾花正敏)15...

  • 72.保育士のための落語 大阪青山大学

    長いゴールデンウィークを終え、昨日は久しぶりの大学講義。宿題に渡していた小咄をそれぞれに披露してもらう。園児の前で披露しようと、今、猛特訓中の学生たち。すでにもう保育士さんの雰囲気もってますね。このところ、「高座」を忘れてしまうそうなくらい、「講座」が続いています。ここは大阪青山大学。「こども文化論」を担当している。客員教授、5年目の春です。住岡教授は、『愚か塾』では「愚家小がん」を名乗っておられ...

  • 71.声に出して聴く落語 フレイムハウス

    フレイムハウスの落語講座も、今回で24回目を迎えました。当初は隔月だったのですが、今ではお陰様でほぼ毎月のペース。もう足かけ3年ぐらいになりましょうか。フレイムハウスのオーナー、ミサ子お姉様参加者は、毎回だいたい10名前後ですが、ぼくにとって、ここが本当の意味でのホームグラウンド。いつもとりとめもなく喋っているみたいですが実は、すでにブログに書いてあることがほとんど。参加者の皆さんはお気づきだと思いま...

  • 70.わたしはすごい 回想法2

    いつものように、亭主は酔っぱらってご帰宅。「ちょっと母ちゃん、台所へ行って、一升瓶を・・・・・・」「そんなこと言わんと、早よ寝なはれ」「ちょっと一杯だけ」「早よ寝なはれ」「なあ」「寝なはれ!」「・・・・・・なあ、母ちゃん、お前わしと一緒になって何年になる? そやろ?寝なはれ、言われて、わいが寝ると思うか? わいを寝かそうと思うたら寝かす言葉、ちゅうのがあるやろ?」「ほたら、どない言うたらよろし?」「どない言う...

  • 69.魚と牛と遊郭と 天神祭其の3

    藤原時平の戯言により、京都から、遠く筑紫の国へと流された菅原道真公。延喜3年(909年)、無念のままお亡くなりになった。その後、相次いだ天変地異。京都で起こった旱魃、洪水、道真を追いやった高位高官たちの不慮の死・・・・・・延喜9年には、藤原時平もまた突然の死を遂げた。「これはきっと菅原公のたたりに違いない」。「天満大自在天神」菅原道真公は神となった。しかし、神になってからも、道真公は、相変わらずの災難続き...

  • 68.落語の方法 大阪シナリオ学校

    「落語の方法」にご参加頂いた皆様へ喜劇や演芸の台本の方法を学ぶ大阪シナリオ学校。『エンタツ・アチャコ』生みの親、漫才作家の秋田實先生がお作りになった伝統ある学校。近代漫才の父 エンタツ・アチャコ「松岡正剛・千夜千冊」エンタツ・アチャコ、秋田實に関する記事はこちら。http://1000ya.isis.ne.jp/0100.html/http://1000ya.isis.ne.jp/1123.html/作家を目指す者もいれば、演じ手として学びにくる者もいる。ぼくが、こ...

  • 67.落語エクササイズ いきいきエイジングセンター

    この日は、いきいきエイジングセンターでの落語講座でした。60代から70代、元気印の皆さん方が迎えてくれました。題して、『落語エクササイズ』。小咄の下げを考えたり、肚から声を出したり、頭も身体もすっきりのプログラムを用意しました。(1)下げとは、クイズの答えのようなもの    これは、桂文珍師のお言葉。    振りに対して、「なるほど」「んなアホな」の回答。    落語は、まさに「クイズの楽しみ」。文珍...

  • 66.個性って滲み出るもの 繁昌亭落語家入門講座3 

    小咄を卒業して、今日からいよいよ本格的なお稽古。ぼくも、サブ講師を勤めさせてもらうようになって、棚の奥から本を引っ張り出してくることが増えました。まだ駆け出しの頃の志ん朝さんが、「お父ちゃん!噺てぇのどうやったら面白くできるの?」と、父子の間だから、さぞ秘訣を伝授してくれるだろうと思ったのだろう。「ツマリソレハ、面白くやろうと思わないことだよ」と志ん生師が答えた。「落語はもともと面白くできているん...

  • 65.お出かけ回想法(非薬物療法)

    お年寄りの誰もが鮮明に覚えている子どもの頃の記憶。それを引き出すことにより、認知症や閉じこもりの予防や治療になる。非薬物療法の一つとして、今、とみに注目されているのが「お出かけ回想法」。このたび、落語会で訪れた北名古屋市の『ギャラリーコパン』。会場に隣接して、歴史民族資料館があると聞き、ぼくはさっそく見学に伺った。1階が図書館で、その3階フロアが展示室。入場は無料。『大阪くらしの今昔館』に比べ、規...

  • 64.天神さんの涙雨 天神祭り其の2

    「天神祭り」の日、雨が降ると、「菅原はんが泣いてはる」と、人は言う。どういうわけか、天神祭りには雨が多いと、ぼくは思い込んでいたが、どうやらそうでもないらしい。gooで調べると、昭和36年以降のデータが出てきた。それによると、雨が降ったのは、この30年間で昭和49年、昭和57年、平成12年、平成18年、平成21年の5回だけ。あれは確か平成18年だったろうか、ぼくが乗った船が出航してまもなく土砂降りに見舞われたこと...

  • 63.日本三大祭り 天神祭り 其の1

    「世界三大美女」と言えば、楊貴妃、クレオパトラ、小野小町。小野小町に想いを寄せる深草の少将は、「百夜、通い続けたら晴れて契りを結ぶ」という小町の言葉を信じ、深草から小町の住む山科、小野の里まで毎晩通い続けたあげく百日目の最後の晩に、大雪のため途中で凍死してしまった。小野小町と言えば、こんな川柳。「玉にきず無いのが小町玉にきず」 小野小町は、生涯未経験だった。 裁縫の「町針」はここからきているのはご承...

  • 62.見立ての日本文化・住まいのミュージアム

    ある会社の幹部社員に、その場でニワトリの絵を描いてもらうという実験を行ったところ、30人中、20人近くが変なニワトリを描いたという。なかには足が4本のニワトリもいた。イシス編集学校の松岡正剛校長は、このエピソードを聞いて、その場は大笑いしたものの、ふとこんなことを思った。彼らにとって、ニワトリというイメージが漠然と分かっていればいい。本物のニワトリに会えば、それがニワトリと同定できる。それでいい。われ...

  • 61.落語に生きるバックボーン・楽走さんの巻

    ...

プロフィール

蝶六改メ三代目桂花團治

Author:蝶六改メ三代目桂花團治
落語家・蝶六改め、三代目桂花團治です。「ホームページ「桂花團治~蝶のはなみち~」も併せてご覧ください。

http://hanadanji.net/

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