2014年02月のエントリー一覧
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105.稽古人に育てられる日々~『愚か塾』発表会後記~
「教える」ということは、自分のことを棚の上に上げるということなのかも知れない。自身が強く注意を受けたことほど、よりむきになって、ダメ出しをしている自分に気がつく。稽古場に設けられたの高座の後ろには亡き師匠の特大写真を飾ってある。ぼくが塾生の稽古をつけるとき、当然、その写真を拝みながらということになる。塾生にお稽古をつけるとき、それはいつも師匠の思い出とともにある。我が師、故・二代目桂春蝶が見つめる...