2017年12月のエントリー一覧
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202.客いじりのある高座風景~言霊から漫才まで~
寄席の高座でその場のお客をネタにしたり、直接話しかけたりすることは「客弄り(いじり)」といってあまり好まれることではない。寄席のお客は芸を楽しみに来ているのであって、そういう対話を目的に来ているのではないというのがその主な理由。おまけに寄席の出番はあらかじめそれぞれの持ち時間が決まっているので、「客弄り」はタイムオーバーの原因にもなる。筆者の高座風景(撮影:相原正明)ずいぶん前になるが、その日の夜...