2021年05月のエントリー一覧
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245.澤田隆治先生ありがとうございました。
澤田先生が、澤田隆治先生が逝ってしまった。ぼくが「澤田隆治」という名を知ったのは高校生の頃。当時、「花王名人劇場」という番組が流行っていて毎週欠かさず見たものである。その番組タイトルの肩には「澤田隆治プロデュース」とあって、このとき「プロデュースとは何ぞや?」という興味がわき、澤田先生が「スチャラカ社員」「てなもんや三度笠」「新婚さんいらっしゃい」などなど伝説の人気番組を手掛けた人だということを知...
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244.ツラくとも、クサれども~それでも笑いが必要~
大阪商人の間には今も「泣いてる暇があったら笑ろてこまそ」という言葉が残っている。例えば、店が大赤字で困っているときにも商売仲間との会話では、「おたくの店、商売は順調でっか?」「赤子(赤ん坊)の行水ですわ」「何でんねん」「タライで(足りなくて)泣いてます」と笑いを誘う洒落を交えた。この「笑い精神」は大阪に限ったことではない。商売人というのはすべからくそうだ。憔悴する姿は同情を誘いこそすれお客や取引先...