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103.第8回・落語教室『愚か塾』の発表会

落語教室『愚か塾』の発表会
平成26年2月9日(日)14時~17時半頃。
高津神社『高津の富亭』参加費500円。


問いあわせ:090-3289-1379 森
高津神社の地図はこちらをクリック

「愚か塾」高津神社、大喜利
発表会の締めは、恒例の大喜利。


単に、「落語を愛好」するというだけではなく、
「落語の方法」を生活や仕事に生かして欲しい。

コミュニケーション力、プレゼン力、想像力・・・・・・


そんな思いで始めた『愚か塾』。

今、ここには、20代のフリーター、OLから
70代の大学教授やお坊さんまで、
多岐に亘った顔ぶれが集ってくれている。

落語の稽古をつけるのはぼくの役目だが、
それ以外では、逆にぼくが教わることの方が多い。
それぞれがそれぞれの立場で、
それぞれのプロフェッショナルである。
主婦も然り、学生も然り。
それぞれが語る「落語の効用」。
これらの情報と落語とつなぎ合わせていくと、
「落語塾」や「落語講座」の新たな展望が見えてきた。

お互いがお互いにとって
アウトプットとインプットの良い関係。


『愚か塾』の目指すところです。

「愚か塾」叩き稽古
稽古のはじめは、全員で口捌きから。


さて、来る2月9日(日)14時~
高津神社『高津の富亭』にて
『愚か塾』落語発表会。


今回の番組と、その顔ぶれは以下の通り。

①『動物園』愚家さんとす(土永聡志)初高座

某通信会社に働く50歳。去年11月からの参加。
当初から声をしっかり肚で支えておられた。
それもそのはず。「お謡い」の稽古を長年されておられる。
同世代。現在、一人暮らし。お謡いの趣味。
そんな共通項からも彼とは妙にウマが合う。
最近では、どんな調味料が優れているとか、
生活感漂う会話を楽しんでいる。
しっかり者だが、意外に「おとぼけな」一面も。


②『蝦蟇の油』愚家あげ葉(松村紘子)初高座

ぼくのホームページをご覧になって入塾。
某有名大学の法学部を卒業した20代のうら若き乙女。
彼女のノ―トには、自身へのダメだしのみならず、
他の塾生へのダメだしまでぎっしりと克明なメモ書き。
彼女の加入によって、塾生の平均年齢はグンと下がり、
とても華やいだ。凛とした口上と、
彼女ならではの可愛らしい酔っぱらいとのギャップ。
うん、今から楽しみだ。


③『狸の賽』愚家楽記(吉村吾郎)

京都の有名老舗和菓子屋の営業マン。
ホームページからの入塾第1号。
ときには、ぼくもキツイダメ出しをすることもある。
例えば「上手(じょうず)口調」。
これはぼく自身が言われ続けてきたことでもあるので、
俄然、張り切って意見してしまう。
でも、ある時期を境にうんと彼は変貌を遂げた。
今、塾生のなかで一番、安心して聴いていられる。
「稽古をつける」楽しさをぼくは彼から教わった。


④『平林』愚家水蜜桃(名村靖子)

大学では「栄養学」を教えておられる。
名村さんもまた、ある時期を境に
がらりと変わられた。
いや、それらは変わったというよりも、
前から持ち合わせていたものが、
内から滲み出てきたという結果なのだろう。
コツコツと稽古される姿と、その結果が、
ぼくにも、他の塾生にも、おおいに励みとなる。
一語一語を丁寧にお話しされる様子。
子どもの可愛らしさ。
落語はその人の内面を上手く引き出してくれる。


⑤「初天神」愚家かゑる(米田薫)

「臨床心理学」の教授。
学生らに言わせると、厳しい半面、オモロイ先生。
『塾』でもいつもムードメーカー。
鞄に忍ばせたネタ帳や、資料の整理方法など
勉強法のアイデアにも一家言をお持ちである。
少々派手な演出も印象的だが、
それは人一倍シャイな性格の裏返しであると、
ぼくは知っている。


⑥『宗論』賑わい亭丸八(羽塚孝和)          

月に二回ほど名古屋から通って来られる。
浄土真宗本願寺派のご住職。
自寺においては、落語と法話がセット。
『愚か塾』の宴会や座談の際は、
丸八氏はいつも聴き手に回ってくれる。
「話し上手は聴き上手」。
丸八氏が落語について語るとき、
いつも思うのは、「落語って何て有り難い
芸能なんだろう」っていうこと。

中入り

⑦『子褒め』天満家痴療(木本正英)

『腰痛を治すのは、医者でなく、あなたです』
痴療さんの著書は、分かりやすくて眼から鱗。
何事においても研究熱心で、
稽古でのダメ出しをもとに
自身で租借しながら、
自身の身体で発見したときの
氏はまるで子どものようにはしゃぐ。
『落語による治療』という論文は、
もうすでに痴療さんのなかでまとまっているはずだ。

腰痛を治すのは、医者ではなく、あなたです。 超簡単「痛い!」のカガク<腰痛・ひざ痛・骨粗しょう症・むち打ち損傷編>腰痛を治すのは、医者ではなく、あなたです。 超簡単「痛い!」のカガク<腰痛・ひざ痛・骨粗しょう症・むち打ち損傷編>
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⑧『ちりとてちん』賑わい亭楽走(島野哲司)

以前は、某保険会社の教育係として、
全国の研修会を走り廻っておられた。
塾では、ビジネス上のマナーや言葉遣いを、
氏から学ぶことも多い。
塾生の就職相談に乗ることもあった。
今は、「大阪府高齢者大学校」の
文化・芸能教科研究部長として、
生き生きと働いておられる。
ぼくも氏の紹介で講師として
この学校で講座を持つことになった。


⑨『代書』愚家小がん(住岡英毅)

比叡山坂本から片道1時間半の道のりを
月に2回ほど通って来られます。
「教育社会学」の教授。
ぼくが大学の客員をするようになったのも、
小がん氏の強い推薦があったからこそ。
ぼくが各地でワークショップを展開するにあたって、
多くのアドバイスを頂いた。
「落語と教育」の論文を書かせてもらったのも、
そのほとんどが小がん氏のご教示によるもの。
今のぼくの方向性を決めてくれたのも、
小がん氏である。


⑩「お楽しみ」桂蝶六

私ごとですが、来年の予定で、
名前を変えることになりました。

ウェブの産経新聞に掲載されました。
http://http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131229/wlf13122910460007-n1.htm

ぼくもまた、この『愚か塾』で学びながら、
精進していく所存です。
「人は教える間、学んでいる」

⑪「大喜利」出演者全員が参加。司会・桂蝶六

八軒家勇志さん(荒木勇輝)は今回大喜利のみの参加。
塾の体験期間を終えて、2月から塾生となる。
日本経済新聞を退社して、現在は
小学生に経済や社会の仕組みを教える「寺子屋」を
始めたばかり。
彼もまた、落語から何かを得ようと模索している。
『愚か塾』にとって、実に頼もしい男が入塾してくれた。

八軒家勇志さんの『寺子屋』を是非のぞいてみてください。





・・・・・・・・・・・・終演予定は、17時30分

下座三味線:はやしや律子

「愚か塾」宴会
稽古のあとは、ときどき宴会。


・・・・・・ご来場をお待ちしております。

『愚か塾』の詳細はこちらをクリック。
http://choroku.web.fc2.com/access.html


桂蝶六ホームページはこちらをクリック。
http://choroku.web.fc2.com/
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蝶六改メ三代目桂花團治

Author:蝶六改メ三代目桂花團治
落語家・蝶六改め、三代目桂花團治です。「ホームページ「桂花團治~蝶のはなみち~」も併せてご覧ください。

http://hanadanji.net/

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