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135.襲名秘話~写真家との出会い~

春之輔師のお小言


ざこば師匠の笑顔

染丸師匠の笑顔



○繁昌亭の楽屋、春蝶と花團治の談笑


「高座を撮らせてもらえませんか?」と相原先生。
「是非!!……ただシャッター音が出ないようにして頂けますか?」とぼく。


構造上、一眼レフにとってカシャッという音は避けられない。

メカに疎いぼくはそんなことなどまるで眼中になかった。



相原先生は少し困った顔をされた。
それでも、「分かりました」とにこやかに応え、
「近日中に連絡をしますので」とおっしゃって、その日は別れた。


それからしばらく経ったある日のこと、
意気揚々とした声で先生からの電話。

「喜んでください!!音の件、何とかなりそうですよ!!」

正直に申せば、その時も内心「何のこっちゃ!?」という感じだった。


「今ちょうど、そういうカメラをフジフイルムが開発中でしてね、
それを使わせてくれることになったんですよ!!!」


つまり、ぼくが被写体としてのモニターになるということだった。

「来春に発表予定なので絶対に秘密ですよ!!!」

XT1について相原正明


そもそも相原先生との出会いは去年の元旦。
ホテルニューオオタニ大阪の新春企画でぼくはそこを訪れていた。

2回公演のその合間にたまたま通りかかったホテル内での写真展。
入り口から覗くと、飛び込んできたのがダイナミックな自然の姿。
次に目に入ったのが、まぎれもない富士山。

「まぎれもない」というのは、
確かに富士山には違いないが、
一般的なそれとはイメージが大きくかけ離れていたからだ。


どんよりと雲が重くのしかかった富士山。
雲の切れ目からチョコットだけ太陽が覗いていた。


小さな希望がこれからサーっと広がっていくような、
暗いトーンだけど、明るい兆しを感じさせる一枚だった。



そういえば、相原先生の著のなかにこんな記述があった。


周りの写真仲間が、今日の天候はダメだな、そこのエリアはつまらないよといったら、そこはもしかしたら、独自の世界が撮れる特等席かも知れないと思ってください。

ランドスケープの極意の表紙





その日、ぼくと相原先生は1時間以上も話し込んだ。

芸のこと、写真のこと……

そこから冒頭の言葉に至った。

○繁昌亭の楽屋、春雨と花團治の談笑


○繁昌亭の楽屋、福矢と花團治の談笑



襲名に向けて行事が目白押しだったこと。
フジフイルムがシャッター音のしないカメラを開発中だったこと。
先生とぼくがたまたま出会ったこと。



これらの偶然の重なりが、今回の作品群につながった。


このカメラが、楽屋のいろんな表情をも切り取った。
このことが見る人の「落語」への興味・関心に繋がっていくだろう。
ぼくはそう確信している。

福團治師と車中


相原正明のつれづれフォトブログ

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コメント
39:楽屋 by souu on 2015/05/21 at 06:27:22 (コメント編集)

素敵な写真ですね。
何時もにこやかな桂花團治さんにはホッとさせていただいていますが
真剣な表情に出番前の緊張が伝わります。

いよいよ賣太神社へいらっしゃる日が近づきました。
お待ちしています。私からも写真受け取って下さい 当日に。

40: by 桂花團治 on 2015/05/22 at 09:50:50

24日、楽しみに伺いたいと思います。

落語のまちから、かたりべの里へ。
次は、久留島武彦先生の童話の里ともつながっていけたらいいなあと、勝手に妄想しています。

どうかよろしくお願いします。

プロフィール

蝶六改メ三代目桂花團治

Author:蝶六改メ三代目桂花團治
落語家・蝶六改め、三代目桂花團治です。「ホームページ「桂花團治~蝶のはなみち~」も併せてご覧ください。

http://hanadanji.net/

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