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67.落語エクササイズ いきいきエイジングセンター

この日は、いきいきエイジングセンターでの落語講座でした。
60代から70代、元気印の皆さん方が迎えてくれました。

題して、『落語エクササイズ』。

小咄の下げを考えたり、肚から声を出したり、
頭も身体もすっきりのプログラムを用意しました。

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(1)下げとは、クイズの答えのようなもの

    これは、桂文珍師のお言葉。

    振りに対して、「なるほど」「んなアホな」の回答。
    落語は、まさに「クイズの楽しみ」。

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(2)「緊張の緩和」と呼吸

  「笑いとは、緊張の緩和である」は、
  ドイツの哲学者カントの言葉だが、桂枝雀師で有名。
  
   小咄では、振りに対して、「何で?」と思う。これが、緊張。
   回答に対して、「なあんだ」と笑う。これが、緩和。

   人間というものは、緊張する瞬間、「息を詰める(吸う)」。
   逆に、緩和された時には「息を吐く」。

   演じる側もまた、振りの言葉のあと、息を軽く詰める(吸う)。
   その詰めた息を吐きながら、下げを言う。

   つまり、演じ手が息を詰める(吸う)時、お客も吸う。
   演じ手が息を吐きながら下げを言う時、お客は息を吐きつつ、お笑いになる。

   この「吸う」と「吸う」、「吐く」と「吐く」が一致した状態を、
   
   「イキが合う」という。

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(3)腹の底から声を出す

演劇の鈴木忠志先生の「鈴木メソッド」における四股踏みレッスン。
また、狂言の安東伸元先生から学んだ「二字起こし」。
これらを応用しながら「蝦蟇の油」「東の旅・発端」「狂言台詞」。

右、過去の記事から、こちらをご参照くださいまし。

5.  笑わさん稽古
38.話し言葉の句読点
39.大根役者の蘇生法


最後に落語を一席。

ikiikirakugo.jpg

軽い運動のあとは、余計に頭が冴えるのか、皆さん、すこぶる反応がいい。
「イキを合わせて」気持ち良く、勤めさせて頂きました。
次回は「いきいきエイジングセンター」で、秋頃の予定。

頭と身体は連動している。
落語で元気増幅、ボケ防止。

「ノーモア・老いるショック!!」

体感型・落語講座のお知らせ

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第23回 フレイムハウス落語講座
平成25年5月14日(火)19時より20時30分。
北浜フレイムハウスにて、2000円(25名まで、残りわずか)
講師:桂蝶六
「フレイムハウス」
または「桂蝶六」のホームページよりお申し込みください。


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初心者、大、大、大歓迎!!!

桂蝶六のホームページ

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蝶六改メ三代目桂花團治

Author:蝶六改メ三代目桂花團治
落語家・蝶六改め、三代目桂花團治です。「ホームページ「桂花團治~蝶のはなみち~」も併せてご覧ください。

http://hanadanji.net/

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