68.落語の方法 大阪シナリオ学校
「落語の方法」にご参加頂いた皆様へ
喜劇や演芸の台本の方法を学ぶ大阪シナリオ学校。
『エンタツ・アチャコ』生みの親、漫才作家の秋田實先生が
お作りになった伝統ある学校。

近代漫才の父 エンタツ・アチャコ
「松岡正剛・千夜千冊」エンタツ・アチャコ、秋田實に関する記事はこちら。
http://1000ya.isis.ne.jp/0100.html/
http://1000ya.isis.ne.jp/1123.html/
作家を目指す者もいれば、演じ手として学びにくる者もいる。
ぼくが、この学校に学んだのは、かれこれ30年以上も前。
19の春でした。
シナリオ学校に入ろうと思った直接の理由は、
「漫才師は、台本ぐらい、書けんとあかん」っていう、
横山やすし師匠の言葉を耳にしたから。
芸人になりたいという気持ちが強かったですから。
でも、その頃は「落語の面白さ」がよく分かってませんでした。
とにかく「オモシロケレバ、何でもいいじゃないか」って。
「古いから、俺が破壊しよう」とさえ思っていました。
でも、舞台人のオモシロイは、「自分がオモシロイ」だけではねえ、
そこに「共感」がないと始まりませんよね。
当時、大学の先輩にこんなことを言われました。
「君は常識が足りなすぎる。芸人は、まず常識が大事と違うか?」
常識があって非常識がある。常識を裏切って、笑いが生まれる。
うちの師匠は、極めて、「常識人」でした。
そのうち、人間の不変な部分=心情みたいなものを落語に感じて、
人って、オモシロイなあって。
そんなこんなで、現在は、ここで講師としてお世話になっております。
さて今回、ぼくが受け持った講義は「落語の方法」。
事務局の北牧さんから、次回の講義日の打診がありました。
再度、お目にかかることになると思います。
先日の講義の内容を箇条書きにしておきましたので、
次回までに、振り返ってもらえたら幸いです。
(過去のブログ記事もご参照ください、右からクリック)
(1)むかつきを笑いに変える。呆れと困り。
(15.落語の立ち位置、25.笑いの基底にあるもの、51.フラジャイル、52.秋田實と大阪シナリオ学校)
(2)何にもないから何でもある。らしさの芸。
(6.一喋って十伝える、21.分からんけど分かった)
(3)類型で示す人物描写。
(37.昭和任侠伝)
(4)ストーリーの型。おうむ返し、IFなど。
(5)俯瞰的に見る。虫の目・鳥の目。
(6)リンゴ。要素・機能・属性
(20.編集稽古、40.要素・機能・属性)
次回はもう少し具体的に進めましょう。
わずか5名の参加でしたが、皆さんの熱心さと笑いに踊らされ、
ぼくとしては、とても心地の良い2時間半でした。
落語は、心情を描いた、心理劇。
それにしても人の営みって、オモシロイですよね。
「世間」全体が我々にとって「ミュージアム」みたいなもの。
笑わせてもらって、学ばせてもらって・・・・・・
「人類は、みな教材」

打ち上げも、楽しゅうございました。
ああ、そうそう。講座で申しておりましたぼくのバイブルは、こちらです。
体感型・落語講座のお知らせ

平成25年5月14日(火)19時より20時30分。
北浜フレイムハウスにて、2000円(定員20名まで、残りわずか)
講師:桂蝶六
「フレイムハウス」
または「桂蝶六」のホームページよりお申し込みください。
フレイムハウスのホームページ
桂蝶六のホームページ
喜劇や演芸の台本の方法を学ぶ大阪シナリオ学校。
『エンタツ・アチャコ』生みの親、漫才作家の秋田實先生が
お作りになった伝統ある学校。

近代漫才の父 エンタツ・アチャコ
「松岡正剛・千夜千冊」エンタツ・アチャコ、秋田實に関する記事はこちら。
http://1000ya.isis.ne.jp/0100.html/
http://1000ya.isis.ne.jp/1123.html/
作家を目指す者もいれば、演じ手として学びにくる者もいる。
ぼくが、この学校に学んだのは、かれこれ30年以上も前。
19の春でした。
シナリオ学校に入ろうと思った直接の理由は、
「漫才師は、台本ぐらい、書けんとあかん」っていう、
横山やすし師匠の言葉を耳にしたから。
芸人になりたいという気持ちが強かったですから。
でも、その頃は「落語の面白さ」がよく分かってませんでした。
とにかく「オモシロケレバ、何でもいいじゃないか」って。
「古いから、俺が破壊しよう」とさえ思っていました。
でも、舞台人のオモシロイは、「自分がオモシロイ」だけではねえ、
そこに「共感」がないと始まりませんよね。
当時、大学の先輩にこんなことを言われました。
「君は常識が足りなすぎる。芸人は、まず常識が大事と違うか?」
常識があって非常識がある。常識を裏切って、笑いが生まれる。
うちの師匠は、極めて、「常識人」でした。
そのうち、人間の不変な部分=心情みたいなものを落語に感じて、
人って、オモシロイなあって。
そんなこんなで、現在は、ここで講師としてお世話になっております。
さて今回、ぼくが受け持った講義は「落語の方法」。
事務局の北牧さんから、次回の講義日の打診がありました。
再度、お目にかかることになると思います。
先日の講義の内容を箇条書きにしておきましたので、
次回までに、振り返ってもらえたら幸いです。
(過去のブログ記事もご参照ください、右からクリック)
(1)むかつきを笑いに変える。呆れと困り。
(15.落語の立ち位置、25.笑いの基底にあるもの、51.フラジャイル、52.秋田實と大阪シナリオ学校)
(2)何にもないから何でもある。らしさの芸。
(6.一喋って十伝える、21.分からんけど分かった)
(3)類型で示す人物描写。
(37.昭和任侠伝)
(4)ストーリーの型。おうむ返し、IFなど。
(5)俯瞰的に見る。虫の目・鳥の目。
(6)リンゴ。要素・機能・属性
(20.編集稽古、40.要素・機能・属性)
次回はもう少し具体的に進めましょう。
わずか5名の参加でしたが、皆さんの熱心さと笑いに踊らされ、
ぼくとしては、とても心地の良い2時間半でした。
落語は、心情を描いた、心理劇。
それにしても人の営みって、オモシロイですよね。
「世間」全体が我々にとって「ミュージアム」みたいなもの。
笑わせてもらって、学ばせてもらって・・・・・・
「人類は、みな教材」

打ち上げも、楽しゅうございました。
ああ、そうそう。講座で申しておりましたぼくのバイブルは、こちらです。
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体感型・落語講座のお知らせ

平成25年5月14日(火)19時より20時30分。
北浜フレイムハウスにて、2000円(定員20名まで、残りわずか)
講師:桂蝶六
「フレイムハウス」
または「桂蝶六」のホームページよりお申し込みください。
フレイムハウスのホームページ
桂蝶六のホームページ
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