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カテゴリ:師弟関係のエントリー一覧

  • 18.古を稽ふる

    十数年ぶりに再会した彼はすっかりみちがえっていた。あれほど猫背でどこかに暗い影を落としていた彼がすっくと立ち、誰よりも周りに光を放つ存在になっていた。今は立派に日本舞踊の名手としてその名を知られている。私と初めて出会った頃、彼は大学生で芸術関係の道を目指していたものの将来に関してまだ漠然としていた時期であった。大学の教官から紹介された私は、落語会の裏方などを時折手伝ってもらっていた。「あの頃、蝶六...

  • 11.実況アナウンサー・吉田勝彦先生

    厚かましさでは全国的に定評のある大阪だが、商人の間には「下駄を預ける」という美しい風習が今もちゃんと残っている。例えば、店主に曜日を尋ねたとする。「今日は何曜日でしたかいな」に対し、「今日は月曜日です」とは言わず「ええっと、月曜日と、ちゃいまっしゃろか?」と応える。つまり、“結論を相手に委ねる”というのが大阪流であり「下駄を預ける」作法。これにより預けられた相手は優位に立つことになる。優位に立った相...

  • 10.人は変われる

    私はずいぶん根にもつタイプである。ついこの間まで小学生の頃の出来事をずっと引きずりながら生きてきた。小学生の頃の私は今以上にかなり不器用で覚えも人一倍遅かった。例えば掛け算の九九なども何度口にしても覚えられず、来る日も来る日も一人教室に居残りをさせられていた。その時の担任は本当に辛抱強く付き合ってくれて本当に感謝している。しかし、学年が変わってある一人の新任教師だけはずっと許せないままでいた。それ...

  • 8.聴く・学ぶ

    一面において物事の道理に暗いのは、かならず他面において物事の道理に明るいからである。一面において物事の道理に目を塞がれているのは、かならず他面において物事の道理に通じているからである。一一(部分としてのありかた)は、そうなるほかはない。そもそも、ひとが生きていけば、かならず習慣に染まる。習慣に染まれば、その生地を見失う。そのばあい、習慣のせいで物事の道理に暗いのは、学問によって治療できるが、学問の...

プロフィール

蝶六改メ三代目桂花團治

Author:蝶六改メ三代目桂花團治
落語家・蝶六改め、三代目桂花團治です。「ホームページ「桂花團治~蝶のはなみち~」も併せてご覧ください。

http://hanadanji.net/

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